前回の記事で、良い宿に安く泊まれ!Hotwire活用術 その1という記事で、格安ホテル予約サイト、Hotwire.comをご紹介しました。泊まりたい地域と、予算を指定すれば、ホテルを格安で確保してくれけれど、ただし、ホテル名はお金を払うまで教えてもらえないし、キャンセルはできない。というサービスです。
このサービスをうまくつかいこなして、ホテルに安く泊まる方法について考えてみました。ためしに、私がそこそこ土地勘のある土地で、ホテルを予約する場合のサンプルをもとに、お伝えします。
Hotwireでホテルを検索した場合、ホテルがいくつか密集しているエリアだと、だいたい次のような分かれ方をしているように感じます。
・安い
・高い
・その中間
あ場所によってはもう1つ、めちゃくちゃ高い、というやつもいるでしょう。
ためしに、私がそこそこ土地勘のあるヒューストンの空港(ジョージブッシュ国際空港)付近でホテルを検索してみました。
・40ドル ($38&$41)
・60ドル ($55&$62)
・90ドル ($91)
と、3つの価格帯になりました。
予算が潤沢にある人なら、一番高い91ドルの部屋を予約すれば、まず間違いなく、良いホテルに泊まれることでしょう。しかもこのホテル、定価199ドルのところを91ドルに値引きしているそうなので、超高級ホテルかもしれません。
しかし!90ドルも出せば、Hotwireなんて使わなくても、ホテル名で選んで、良いホテルに泊まれるはずです。ホテルのサイトや、Hotels.comを使っても同じです。せっかくHotwireを使うのだったら、もうすこし冒険して、安くて良いホテルに泊まるべきだと私は提案します!
というわけで、Hotwireで、安くてしかも良い宿を探す(今回のサンプルでは、90ドル未満のホテルの見分ける)ための3つのポイントをご紹介します。
0.基本:詳細画面で必ずチェックすること
3つといいながら、その前に基本をご紹介。以下は最低限行っておきましょう。
・値段のチェック(なお、表示価格は税抜き。税込みで2割くらい増えます。)
・場所のチェック(泊まりたいエリアに入っているか)
また、詳細画面を見て、以下を忘れずチェックしましょう
・レート(5つ星満点)とお勧め度合い(Recoomencd)
・どんなホテルチェーンが含まれているのか
・アメニティは何が含まれているか(朝食、送迎バス、洗濯機、Wi-Fi、、、
(緑色のアイコンは必ず含まれている、グレーのアイコンは部屋によって含まれていないor有料、、という意味です。アイコンがないものは原則含まれていないです。)
なお、アメリカでは、ホテルの価格は「1人幾ら」ではなくて「1部屋幾ら」です。日本とは違うので、間違えないように気をつけてください。(ベッドの数はまちまちなので、都度確認が必要です)
朝食無料の場合、人数があまり関係ないビュッフェスタイルになりょうです。(あと、エナジーバーとコーヒーと果物がロビーにおいてあって「朝食無料」と言い張ってたホテルもある)
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次からが3つのポイントです。
ポイント1.評価が1つ星のホテルは却下すべき
1つ星に出てくるホテルは、
・Extended Inn Americe (エクステンデッドステイ)
・Travelodge (トラベロッジ)
・Days Inn (デイズイン)
・Super 8 (スーパーエイト)
・Knights Inn (ナイツイン)
・Red Roof (レッドルーフ)
・EconoLodge (エコノロッジ)
・Rodeway Inn (ロードウェイイン)
など。
この中のExtended Stay in Americaに2回、Travelodgeに1回泊まったことがありますが、あまりいい印象がありません。とくにExtended Stayはひどくて、汚い、夜中にドアをたたかれた、車上あらしが出た、職業不明な怪しい人がうろついている(ヤクの売人??)・・・など。
このエクステンデッドステイの経験や、これらのチェーンを外から見かけた印象から判断するに、1つ星のホテルの印象は、安かろう悪かろうということです。泊まっている客のガラが悪い、汚い、禁煙室でもタバコ臭い、駐車場からダイレクトに部屋に入れる(モテル形式)のでセキュリティが心配、などです。
とにかく価格を押さえたい!という方ならば、一泊40ドルもせずに泊まれるので、選んでも良いですが、それ以外の方は避けた方が無難です。また、治安が心配なエリアではこれらはまず選ばないようにしましょう。
ポイント2.価格よりも星の数と評価を気にすること
価格とグレードはたいていの場合一致するのですが、この例では、1つ星なのに62ドル、3つ星なのに55ドル、という価格の逆転現象が起こっています。最初のポイントに従えば、安くても3つ星を選んだほうが良いでしょう。
また、評価(xx% Recommended)も重要です。日本でもそうですが、アメリカでも口コミサイトはかなり幅をきかせています。特にアメリカ人は辛口な人が多く、評価は低めになりがちです。そんななかで60%の指示を得ているようなホテルはいい部類に入るでしょう。
ポイント3.ギャンブルが許されるなら、割引前価格が高いホテルに泊まろう
このサンプルだと、62ドルのホテル以外は、定価を割引した価格が表示されています。割引率は50%程度。場合によっては70%引きのホテルがあることもあります。あまり割引率が高いと、定価を偽装しているのではないか、とか、訳アリ物件すぎて入り手がいないから安いのでは、という心配も出てくるので、ちょっと手が出しづらいです。とはいえ、定価が高いホテルにはそれなりの格があるはず。訳アリだったとしても、高級ホテルの雰囲気は味わえるはずです。
なお、ヒューストンの例(199ドルのところが91ドル)では、ハイアット・ヒルトン・ラディソン・シェラトン、といった超一流どころが名を連ねて降ります。100ドル未満(税抜き)で泊まれるならお得!
これはあくまで想像なのですが、定価が安いホテルは、固定費が低いので、多少空き部屋が出てもダメージが少ないからあえて値引き販売をしないのではないかとおもいます。反対に、高いホテルは、それなりに固定費が高いので、空き部屋が出るくらいなら、多少割引してでも客を入れたいのではないかと思います。だから、タイミングが合えば、いいホテルが大幅値引きしていても不思議がないのではないでしょうか。(あくまで想像です。本当にいいホテルはブランドイメージを確保するために値下げしないかもしれないし)
番外:もっと使いこなすと、ホテル名を確信した上で予約できる。
私は使いこなせていないので、胸を張ってご紹介はできませんが、予約前にどのホテルになるか、90%くらい確信をもって予約する方法もあるようです。
こちらのStandard Rate Hotelsというタブをクリックすると、普通のホテル予約サイトとして使えるようになります。ホテル名と値段と地図が出てきます。
ただ、価格はほとんど定価です。ここの価格と、Secret Hot Rate(激安、ホテル名秘密)の割引前価格が一致していると、そのホテルが安売りされている可能性があります。さらに、もっと確信するため、アメニティを見比べて、条件が近かったらそのホテルと確信する、というんだそうです。
Amenitiesで、含まれるサービス絞込み画面も使えますが、私が使った限りだと、朝食無料のホテルが含まれているのに、この絞込みでヒットしなかったので、ホテルの詳細画面でチャンと確認した方がよいです。この方法、私はまだやったことがないので、参考意見としておいてください。
・・・というわけで、Hotwireの使いこなし、3つのポイントと、基本と番外編をお届けしました。
以上のポイントをふまえ、もし私が、この日付にホテルを予約するとしたら、以下を予約するでしょう。
・男1人で出張とかだったら、2.5星の41ドルのホテル
→レートが2.5つ星で、recommendが85%と高い。
この中に含まれているCoutry Innに先日親が泊まって満足していた。
同じくこの中に含まれているCandlewoodは、別の場所で多少ボロかったけど、悪くなかった。
・家族と一緒で旅行だったら、3つ星の55ドルのホテル、または上記と同じホテル。
→レートが3つ星で、recommendが90%もある。
上記でちょっとネガティブな印象のあるCandlewoodはこのランクには含まれていない。
38ドルの2つ星のホテルはrecommendが低い(55%)ので、却下。わずか3ドル上乗せするだけで、2.5星で85%recommencのホテルが取れるので、あえて選ぶ必要はないかな。3ドルは安心料ですね。
というわけで、Hotwireの使いこなし方を、実例を参考にしながらご紹介しました。
次回、その3として、参考までにHotwireで予約して私が泊まった(or家族が泊まった)宿を4つほどご紹介したいと思います。
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